お子様の様子はいかがですか。
・活気がない・遊ばない・きげんがわるい
・寝つきがわるい
・食べない・飲まない
発熱は、感染症のみならず様々な病状に伴い小児では多く認める症状です。
比較的元気があれば、すごしやすい涼しい環境で水分をとり、休ませてあげてください。
熱さましの薬(アセトアミノフェン)は、必ずしも必要ではありませんが、からだの消耗が激しい時などは使うのも良いでしょう。
咳は気道につまった痰などを出すためにおこる一種の防御反応です。
ゼーゼーする時は、気道が痰などでせまくなっていると思われます。
すぐに咳止めを使うのではなく、その原因に応じた対処が必要です。
部屋の加湿と水分の補給に心がけ、上半身を少し起こしてあげると少し楽になります。
体に有害なものを、早く体外に出そうとする防御反応です。
ただし、くりかえし長引く場合は、適切な対応が必要です。
おうとの後、すぐに飲食をすると再び吐いてしまうことがあります。
のどがかわいても急に飲むのではなく、少しがまんして時間をあけて水分を少しずつあげてください。
「イオン飲料水(経口補水液)」
水分と電解質をすばやく補給できるように塩と糖分を一定の濃度で溶かした飲料です。
特に、感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱、過度の発汗による脱水状態に「OS-1」(大塚製薬工場)を勧めます。
当クリニック裏手の自販機でいつでもお求めいただけますが、医師指導のもと脱水時の経口補水療法としてお使い下さい。日常の飲料、過度の摂取はお控え下さい。
「OS-1」 1日あたり推奨摂取量
学童~成人(高齢者) 500 ~1000 ml
幼児 300 ~ 600 ml
乳児 体重1kg当たり 30 ~50 ml
けいれん、激しい腹痛、誤飲、けが、など早く病院にかかった方が良い場合はいろいろあります。
当クリニック診療時間外では、電話で、病気の相談、救急病院の案内、誤嚥の対処方法などを問い合わせることができます。